2013年5月30日木曜日

母親はゆったりしている息子(男の子)が心配でたまらない



◇息子(男の子)には息子なりの快適さがある



母親が男の子にヒステリックにガミガミ言う内容ってのも、そこまで怒られなきゃならんことなのか?っていうのはいっぱいある。
たとえば、幼稚園で他の子の遊びに全くついていけずに構ってもらえなくて、一人でフラフラしているんだけど顔は楽しそうな息子。
その様子に嫁はかなり不満そうだが、友達いなかった自分には無問題だし、自分の幼稚園時代よりずっと楽しそうだし。









男女では感性が違うのに、一律の接し方をしてしまう。
母親達は、男児の子育てにトマドイ、キレル子や、思春期以降の男子の自律神経失調症も増えているそうだ。

生まれつき空間認識能力が高い男性脳は、距離や位置関係の把握に敏感だ。
日常生活とかけ離れた世界観をつかむのにも、同じ能力を使うので、男達は宇宙論や世界経済も好き。
(だからこそ、男性優勢の領域にいる女子を敬愛して欲しい。
 頑張って日時的に能力を手にする女性たちは素晴らしいのだ!)








女性は横のつながりにすごく敏感ですから、
自分の分身のように思える我が子がみんなと遊んでいないことが、とても不安なのだ。


人間は自分を通してしか世界を見れない。
息子に自分が乗り移った世界でしか考えられない。



つまり、みんなと仲良く遊ばない息子が自分だと思ったのだ。


自分(女性)にとってみんなと一緒に居ないことは生存の危機なのだ。
だから、息子がみんなと仲良くしていないことをたとえ、息子が楽しそうに遊んでいたとしても、
母親は心配でたまらないのだ。


ただ、ざんねんながら、
小さな男の子にとっては、みんなと遊ぶことよりも自分の世界の空想(ウルトラマンとかレンジャーとか)にふけっていたほうが楽しいのだ。
自分の世界観のなかで、世界を自分がコントロールしている感覚を得れればそれが楽しいのだ。






DVの支配欲ってどこから来るのかな?俺の言うこと聞けとか、探偵雇ってでも連れ戻すとか。
「親の言うこと聞きなさい」っていう延長線上なら、殴るまではいかなくとも、いろんな罰を駆使して自分の言うことを聞かせようとする親も似たようなものかな












■男の子はまったりと育てて大丈夫

隠れ家に寄って、よくできた妻達から身を隠したがる男達。
口の思い不器用な女を心地よいと感じる男達。
そこには、「まったりとした時間」を必要としている男性脳の差し迫った本音が見えてくる。


右脳(感じる領域)と左脳(言語機能局在側)の連携がよく、感じたことが 即、言葉になる女性脳。
だから、女たちは、感じたことを感じるままにどんどん言葉にしていくのである。
逆に言えば、脳に溢れる言葉を口から出さないとストレスが溜まる。


このため女性達は、一日の出来事を垂れ流すように喋りつつ、
男達に「良く噛んで」「早くお風呂に入って」と事細かに指図する。


ひたすら二万語を消化するために最初から効率的な情報交換をするつもりは毛頭ないのである。
したがって、男性からみたら、かなりムダなおしゃべりを遂行しているように見えるのが女性脳なのだ。

そんな女性脳と暮らす男性脳のほうは、悲しいかな、「垂れ流すことば」にストレスを感じる脳の持ち主だ。
1日にせめて30分の優しい状況が必要なのである。
右脳と左脳の連携が蜜でない男性脳は
「事実を、イメージのまま、無意識にぼんやりと整理する」時間が欠かせない。
男には、テレビを観ているともなく、観てないともない時間があると言う。

チャンネルを回そうとすると怒るのに、だからといって今見ている番組に関する話をしても「ん?」と
寝起きのような顔をする。

この妻がイラっとする瞬間である”ぼんやり”の間に、男性脳は今日の出来事を何となく整理するのである。
これができないと、今日の出来事が整理できないまま、明日が来る。
沈黙が許されない男達は、神経のストレスが取れず、出世もままならないのである。



さて、アインシュタインほどじゃなくても、多くの男児はぼんやりしてる。
だから、女たちは、ついうっかり息子に「早くしなさい」とを言い続けてしまうのであるが、
急かされ続けた男の子は、空間認識能力、すなわち将来の理系の力をそがれてしまう。
情報を整理できないので、大物にもなりにくい。










■女のおしゃべりは世界を救う



女達は感じたことを語り合い、共感することによってコミュニティの核を作ると共に、
互いに感じたことが似ていることを確認しあって、自分の感性が群れからかけ離れていないことに安堵する。
人類は、子育てを担当する個体が、群れの中にいたほうが幼体の生存確率があがる種なので、
女性脳は、これらの本能が授けられたのだ。



男達は、思春期になって男性ホルモンの分泌が増えると、
このことを忘れてしまい、共感することよりも競争を好むようになる。


おしゃべりの効能はまだある。

女性脳は何か事が起こったときに、過去何十年分もの関連記憶を一気に展開する能力も備えている。
今日のムダ話が数年後、役立つ可能性もかなり高い。
つまり、女たちには1秒たりととも、ムダ話という時間はないのである。

思春期に入ると女性の身体と脳はストレスに対して男性とは違った反応をする。
このように海馬のストレス反応が対照的なのは
女性の脳内のエストロゲンとプロゲステロンの変化のためである。
また、男性と女性は異なるストレス反応するようになる。



女の子は人間関係のストレスに、男の子は自分の権威への挑戦に強く反応し始めるのだ。
十代の女性のストレスシステムを刺激するのは人間関係の葛藤である。
十代の男性は尊敬され、男性の序列の中で高い地位を占めることを求める。
女の子の脳の回路はエストロゲンによって組織され動かされており、
愛情深い活動や社会的保護網(ネットワーク)を作ることで
ストレスに対応しようとする。


人間関係の葛藤が嫌いなのだ。


女の子の脳にとって激しいストレス反応のきっかけとなるのは社会的拒絶である。
月経にともなうエストロゲンレベルの周期的な変化によって、心理的社会的ストレスに対する敏感さも週単位で変わっていく。
エストロゲンレベルが高い最初の2週間は、仲間への関心も高いし社交的だ。
プロゲステロンが優位の2週間は、いらいらと怒りっぽくなって、一人にしておいてよ、と思うだろう。

エストロゲンレベルが低く安定している少年少女時代の休止期には、少女のストレスシステムはもっと穏やかで安定している。
だが、思春期に入ってエストロゲンとプロゲステロンのレベルが上昇するころには、ストレスや苦痛に対する反応が激しくなる。


十代になるとエストロゲンが脳に放出されて、オキシトシンと女性特有の回路、とくにおしゃべり、じゃれあい、社交の回路を活性化させる。
15歳の女の子たちが連れ立ってトイレにいくのは、彼女達にとって最も重要なーー女友達ーー人間関係を固めるためなのだ。
多くの女性が女性同士のつきあいに生物学的慰めを得ており、言葉は女性同士を結びつける接着剤だ。
したがって女性のほうが脳の言語野の一部が大きいのは不思議ではない。
数は個人差があるが、平均して女の子は一日あたり男の子の2倍から3倍の言葉を喋っている。

女の子たちは答えた「学校で唯一、自分達だけのおしゃべりができる場所だからよ!」
では、なぜ女子生徒はトイレに行っておしゃべりをするのか?
どうして自室のドアに鍵を掛けて長時間、電話をするのか?
彼女対tは女友達とつながり、親密な関係になるために、秘密を打ち明けあい、噂話をする。
秘密のルールを持った密な小集団をつくる。
これらの活動は人生の波風の衝撃やストレスを和らげ、毎日を乗り切っていくためのツールなのだ。

おしゃべりを通じたつながりは少女の脳の快楽中枢を活性化する。
性的意味合いのあるロマンティックな秘密の共有となると、
快楽中枢はいっそう活発になる。
この快楽は半端でなく大きい。
溢れ出るドーパミンとオキシトシン、これは神経学的にはオーガにズムに次ぐ最大最高の快楽なのだ。

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