2013年5月30日木曜日

ハングリー精神は貧しさから生まれる!?




オシムさんが私と同じような考え方であってちょっと嬉しいのだけれど、
「ハングリー精神」と「衣食住の環境が整っていないという意味でのハングリー」を一緒にすべきで無いと思う。




ハングリー精神は必要かもしれないけれど、それを貧困から生まれさせる必要はあるのかなぁ。

豊かな環境があって競技に対してハングリー精神を持つことが理想であるような気が。これは体罰とリンクしているような気がしていて、
選択肢がない状況に追い込まれて競技での成功しか出口がない状況は正しいのだろうか。

「あいつに負けたくない、絶対勝ちたい」のような勝利に対する「ハングリー精神」と
「本当に飢える、スポーツの道具を買うお金がない」という意味の「ハングリー」を一緒にして論じてしまうと、
結局、「貧困でも頑張ればどうにかなる。貧しさという武器を持っているんだから競技も死に物狂いでやれる」っていう日本人が大好きな精神論によって貧困が正当化されてしまうような気がするんですよねー






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Q.日本代表に問題視されている地理的、精神的課題をどうカバーしますか?

地理的ではなくサッカー的に孤立している。欧州から地理的に遠いことは問題ではなく強い国と対戦する機会が少ないのが問題。また日本が厳しい環境でプレーしていない。ハングリー精神がないと皆さんは言うが、しかし欧州で経済的に成功している国イギリスやドイツが弱いと言えますか?彼らは経済的ではない動機があるから強い。それは名誉や誇り。お金で買えないものだ。今後日本はそれを持つことが大事だと思う。」

「私自身は経済的に豊かでない国の出身だがサッカー選手は非常に裕福な存在だった。そういう意味では日本の強化とハングリー精神は別の問題だと思う」
http://blog.livedoor.jp/jeep_55/archives/50808048.html



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