2013年5月29日水曜日

「ショーシャンクの空に」の感想



もう、50回以上は通しで見ている映画。
生涯、これ以上の映画には出会えないと思っている作品。


何回も観ているが今回、今までと違った感想を持ったので書き留めておきたい。






■「希望=脱獄」だと思っていたけれども…



希望ってのは、「冤罪で脱獄して自由を手に入れること」ではなく「アンディーという希望があるから自殺を選ばなかったレッド」のことなんだったのかもしれないなぁ。

つまり映画の主題の一つである「希望」について今までは、「アンディにとっての脱獄」が希望だと思っていたけど、そうじゃなくて「レッドにとってのアンディーが本当の希望」なのではないか?と気づいたということ。


「冤罪という究極の理不尽さで刑務所に入れられても自分の人生を取り戻すことを諦めない」
「太陽の下でビールと飲む」
「刑務所という環境の中でも理性を保って人間らしさを失わずに生活する」
「汚い下水管の中を出口を目指して進む」ということも、もちろん「希望を持って人生を全うする」のことに間違いはないのだけれども、ここで描かれている本当の希望とは「アンディーという人間の存在がレッドを自殺から救った」ということなのではないか、と。





希望ってのは人間同士の間でしか生まれ得ないのかもしれない。

しゃばで生きている人間にとっての希望とは何にも梗塞されず自由にトイレにいけることではなく、心の友達(笑)にあうことなのかもしれない。








しかしながら、fresh fish!が「どうした、新入り」は無いよなぁーと。
合いの手とか、はやし立てるみたいなものはあるけど、ジョーク交じりなアジテートというのは日本の文化ではなかなか訳しにくいのかもしれないねー

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