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この瞬間のために何千時間 費やしてきたのが
知りたいから
すぐに迷い すぐに嘆き
すぐに疲れたふりして
嘘もついてきたけれど
この一瞬のための何千時間 壁は自分だった
今わかったこと
この瞬間のために 失ったことも多いけど
確かめたくて
この一瞬のためだけじゃないんだ
続きはまだあるんだ
探してたこと
この先で見つけられるかな
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『Moment』SMAP
Words&Music:山口一郎
◇悲しい物語は最終回まで辿り着けばハッピーエンド
■辛い記憶の方が多い気がするのは?
人間って言うのは基本的には
辛い記憶を良く覚えている。
というのは、そうしないと生存できないから。
辛い記憶ってのはどういうことかっていうと
結局は自分にとって危機なこと。
同じ状況に出くわさないために
危機になることを、より強く覚えている。
人生で良い事って思い出さないと思い浮かんでこないが
辛い記憶はむしろ、出てきて欲しくないときほど、勝手に浮かんでくる。
■辛さは楽しい思い出に
おじいちゃんとかおばあちゃんをみると、
ぽーっとしていて、幸せそうに見える。
色んな経験をしてきているはずなのに。
めちゃめちゃ大人な、おじいちゃんおばあちゃんたちを見ていると
もしかしたら、長く人生を積み重ねてきていると、
辛い思い出なんかなくて、乗り越えてきた今となっては
全て良い思い出になるのかもしれない。
最後までやってきた人にとっては
辛い思い出なんかないのかもしれない。
辛かったときの話を聞きだして
若者にお説教しようとしたって、
辛い記憶なんかないんだから、大人の目録は外れる。
■途中でやめなければ、みんな、ハッピーエンド
結局、過去って存在していない。
実は未来も存在していない。
絶対に確実なのは、この現在でしかない。
で、辛い過去も
それを乗り越えてプラスの経験と捉えられたら
現在の僕は、その過去を見て、
「あの過去のおかげで僕はこうなれた!」
って言えるのかもしれない。
もし、自分の中で過去の問題を乗り越えられずに、引きずっていたり、
乗り越えていないせいで今の自分が幸せでなかったら、
過去を見て、「あの時のせいで僕は幸せではない」
って思ってしまう。
現在の主観でしか過去は存在しない。
過去は変わらないっていうけど、もしかしたら、
現在を豊かにしていくことで過去は変わっていくかもしれない。
過去の自分の辛かった経験に意味づけをしてあげれれる、すなわち、
救ってあげられるのは、ここにいる自分でしかないのかもしれない。
そう考えると、辛すぎることも、いつかの自分が
今の自分を救ってくれる日が来るまで、僕達は
走り続ける必要があるのかもしれない。
■「それでも、生きていく」より
なんのために、悲しいお話があるのか。
悲しい話ばかりで逃げたくなる。だけど、逃げたら、悲しみは残る。
死んだら、殺したら、悲しみが増える。
増やしたくなかったら悲しいお話を書き足すしかないんだ。
「楽しくても、つらくても、幸せでも、悲しくても、生きることに価値があっても、
なくても、今日が始まるんだなって」
○辛かった自分を救ってあげられるのは幸せな自分だけ
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