2012年8月2日木曜日

乗り越えてしまえば、みんな良い思い出に



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この瞬間のために何千時間 費やしてきたのが
知りたいから

すぐに迷い すぐに嘆き
すぐに疲れたふりして
嘘もついてきたけれど

この一瞬のための何千時間 壁は自分だった
今わかったこと
この瞬間のために 失ったことも多いけど
確かめたくて

この一瞬のためだけじゃないんだ
続きはまだあるんだ
探してたこと
この先で見つけられるかな
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『Moment』SMAP
Words&Music:山口一郎









◇悲しい物語は最終回まで辿り着けばハッピーエンド




■辛い記憶の方が多い気がするのは?



人間って言うのは基本的には
辛い記憶を良く覚えている。

というのは、そうしないと生存できないから。
辛い記憶ってのはどういうことかっていうと
結局は自分にとって危機なこと。
同じ状況に出くわさないために
危機になることを、より強く覚えている。

人生で良い事って思い出さないと思い浮かんでこないが
辛い記憶はむしろ、出てきて欲しくないときほど、勝手に浮かんでくる。

 

■辛さは楽しい思い出に


おじいちゃんとかおばあちゃんをみると、
ぽーっとしていて、幸せそうに見える。

色んな経験をしてきているはずなのに。

めちゃめちゃ大人な、おじいちゃんおばあちゃんたちを見ていると
もしかしたら、長く人生を積み重ねてきていると、
辛い思い出なんかなくて、乗り越えてきた今となっては
全て良い思い出になるのかもしれない。

最後までやってきた人にとっては
辛い思い出なんかないのかもしれない。

辛かったときの話を聞きだして
若者にお説教しようとしたって、
辛い記憶なんかないんだから、大人の目録は外れる。

 

■途中でやめなければ、みんな、ハッピーエンド


結局、過去って存在していない。
実は未来も存在していない。
絶対に確実なのは、この現在でしかない。

で、辛い過去も
それを乗り越えてプラスの経験と捉えられたら
現在の僕は、その過去を見て、
「あの過去のおかげで僕はこうなれた!」
って言えるのかもしれない。

もし、自分の中で過去の問題を乗り越えられずに、引きずっていたり、
乗り越えていないせいで今の自分が幸せでなかったら、
過去を見て、「あの時のせいで僕は幸せではない」
って思ってしまう。

現在の主観でしか過去は存在しない。

過去は変わらないっていうけど、もしかしたら、
現在を豊かにしていくことで過去は変わっていくかもしれない。

過去の自分の辛かった経験に意味づけをしてあげれれる、すなわち、
救ってあげられるのは、ここにいる自分でしかないのかもしれない。

そう考えると、辛すぎることも、いつかの自分が
今の自分を救ってくれる日が来るまで、僕達は
走り続ける必要があるのかもしれない。

 

■「それでも、生きていく」より



なんのために、悲しいお話があるのか。
悲しい話ばかりで逃げたくなる。だけど、逃げたら、悲しみは残る。
死んだら、殺したら、悲しみが増える。


増やしたくなかったら悲しいお話を書き足すしかないんだ。


「楽しくても、つらくても、幸せでも、悲しくても、生きることに価値があっても、
 なくても、今日が始まるんだなって」



○辛かった自分を救ってあげられるのは幸せな自分だけ

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