2013年9月17日火曜日

「統合失調症患者にみる肥満傾向」についての考察






一日の中で病棟が最も活気にあふれるのは3時のおやつの時間である。

いざ売店へとたどり着くと、患者は菓子の並ぶ棚を物色し、各々お気に入りの菓子や飲み物(十中八九コーラである)を買うのだが、彼らの選択肢はさほど多くはない。金銭的な問題もあるが、誤嚥のリスクが高い菓子類(特にパンや、硬いもの)は遠慮してもらう。病棟へ戻り、スタッフの目の届く範囲のテーブルで購入した菓子を食べるのだが、彼らの食べる、飲むの早さは尋常ではない。これは食事においても同じである。コーラを飲み干す早さは、ハイキングウォーキングのQちゃんにも引けをとらないだろう。





余談だがこの病棟にはデイルームに自動販売機が1つ設置されているのだが、患者が選ぶのは常にコーラである。コーラの横に並ぶ水やお茶などを患者が買う場面を見た試しがない。聞くところによるとこの傾向はこの病棟(病院)に特異なものではないらしい。特にかくコーラの消費量が半端ではないのである。1日になんども業者がコーラの補充に来る。仮に1日のコーラ販売数が最も多い自販機であったとしても驚かないだろう。
http://anond.hatelabo.jp/20140925065545






○脳を刺激するためにはジャンクフードが効果抜群

個人的な印象として統合失調症の人あるいは発達障害群の人たちは肥満傾向が強い感じがする。

更に言えば、好きな食べ物が甘い食べ物や炭水化物、あるいはジュースなどのいわゆる高カロリーで糖分が多い食事を好む傾向が強いイメージがある。


この理由について考えてみた。
低血糖症という病態とかなり重なる部分がある。





統合失調症あるいは発達障害と呼ばれるような人たちにはなんらかの共通した食事傾向が見られるような気がする。
好んで食べるものに共通項がある気がしてならない。


白米、ハンバーガー、冷凍食品、おかし、ジュース、乳製品。


血糖値をビューッといっきにあげてくれるもの。
カテコールアミン強烈に刹那に発生させる食事を求めている。







「おいしい!」という快感を味わえるからジャンクフードの類を好むのかなと。

脳にドーパミンを発生させるには消化が早くて血糖値が一気に上がってハイになれる食べ物、つまりジャンキーなものが最も好ましいからだ。
統合失調あるいは発達障害では、こだわりが強く出る傾向があるので、そのこだわりの一部として考えてみてもいいんだけど、
じゃあ別に野菜とか大豆とかでもいいはずなんだけど、そういうものじゃなくてジャンキーなものが好きだとなると、
刺激が足りない脳に刺激を与えるためにも、血糖値が一気に上がるジャンキーな食べ物を好むのだろうと思うし、
「健康に良くない」と家族が助言をしても、こだわり行動としてなかなか家族の思いは通じないと言う面もあるとは思う。








以下に、ドーパミンとビタミンB3の話の引用を。







①ドーパミンが適切に働かないのでいつまでも満足が得られない?

 >>
統合失調症の陽性症状(幻覚・妄想など)は基底核や中脳辺縁系ニューロンの ドーパミン過剰によって生じるという仮説がある。
 統合失調症はドーパミンが過剰に出ていて
反対に うつ病はドーパミンが不足してる状態だそうなんですが。
<<
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1345409638

 >>
統合失調症患者はいくら食事で炭水化物と糖質を過食して血糖値を上げても
血液中の糖分と脂質を全身の細胞がエネルギーとして燃焼するパフォーマンスが著しく低いそうです
過食しても脳も筋肉も摂取した炭水化物及び糖分をエネルギーとして上手く使うことができず 
 統合失調症患者は常にエネルギー不足で怠くて疲れやすく腹が減るそうです
<<
http://blog.livedoor.jp/diamondwave1/archives/65640899.html


②炭水化物の過剰摂取でただでさえB3を消費しやすいのにさらにB3の不足をもたらすから?あるいはB3が減りやすい体質で炭水化物の代謝にはB3が欠かせないから太ってしまう?


 >>
先生、最近になり統合失調症にたいしてビタミンB3(ナイアシン)を投与する治療法が話題になっていますね。
 確かに話題になっています。しかし統合失調症に対するビタミンB3(ナイアシン)の投与は、カナダやアメリカでは20年以上以前から行われております。
それでは、アメリカなどでは統合失調症に対するビタミンB3(ナイアシン)の投与は、広く一般的に行われているのでしょうか?

いいえ、アメリカなどでもこの治療法は広く受け容れられているのではありません。
 外国でも統合失調症に対しては薬物治療が中心になっています。
 先生は、ビタミンB3(ナイアシン)だけでなく、総合的な栄養アプローチを統合失調症の患者様へ行っていると聞きましたが・・・
 そうです、このクリニックは全員の方に詳細な血液検査を行い、そのデータと症状から必要な栄養素を選びます。
 統合失調症の方には、ビタミンB3(ナイアシン)を使用しますが、その他に検査データから必要な栄養素を追加するのです
<<
http://www.shinjuku-clinic.jp/konnakata/K_VB3.html



>>
血液中のヒスタミンレベルが非常に低い統合失調者では ありもしないことを本当だと思い込む妄想と、この世の現実にはありえないものを見る幻覚が
発生していた。すなわち、ヒスタミンレベルが高すぎるか、低すぎるかによって、
 心の病や神経の異常な興奮が発生している。
ヒスタミンレベルが高すぎるか低すぎるかによって、
 心の病や神経の異常が発生していた。
 低ヒスタミンは銅の過剰によって発生する。
そこで銅の過剰を抑えるために、ビタミンCとナイアシンB3を投与したところ、
ヒスタミンを正常範囲内に収めることが出来た。
 高ヒスタミンの患者にビタミンCとナイアシンを投与しても、効果が無かった。
しかし、カルシウムを投与すると、ヒスタミンレベルが下がり、症状は改善した。
<<
(心の病は食事で治す 生田哲  PHP研究所)





■PDF

http://www.nishihara-world.jp/work/pdf/170417_nmc_6_03.pdf#search='%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87+%E4%BD%8E%E8%A1%80%E7%B3%96%E7%97%87'








統合失調症の人は犬好きな人が多いイメージ。
一定のルールに従って人間に接してくれるからかな?猫に比べると。

脳に何らかの以上がある病態では、自分の予測を超えたことが目の前で起こると混乱が生じる確率が高い。
そういう意味でつかみどころの無い猫は好まれないのかもしれない。

ある程度、一定のわかりやすいルールで動いてくれる犬を好むのかもしれない。
  

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